先日、久しぶりに浪速淀川花火大会が開催されました。
その日は、梅田界隈に限らず、難波でもその他の地域でも浴衣姿の男女、特に若い女性の浴衣姿が目立ちました。
私も電車に乗り、現地まで行ったのですが、道中電車の中や、各駅や、商業施設、メインストリートは普段では考
えられない程の着物姿(浴衣姿)で、着物を扱う身としては、大変喜ばしい風景でした。
お正月、神社や仏閣で初詣客の中に着物姿を見たりしますが、浴衣とはいえ、これだけの数の和服を見る事は、そ
うざらには有りません。
でも悲しい事に、つい呉服屋目線で彼女たちの浴衣を見てしまう瞬間
があります。
「奇麗に着ているな」、「いや着方が悪い」、「着崩れしている」、
浴衣と帯のバランスが今一つ」、「あのカップルの雰囲気は最高」と
か、浴衣美人を批評している自分がいるのです。
「苦しくないかな」、「うちの浴衣(簡単浴衣)だったらもっと楽に着られるのに」、「着崩れしないのに」と
か、そんなことばかり考えながら歩いていました。
実は弊社も、大阪市内のあるホテルにレンタル用として簡単着物の浴衣版(簡単浴衣)を出品させて頂いており、
多くのお客様にご好評頂きました。やはり簡単に着られて、苦しくないのと、着崩れしないのが好評を得ている大
きな要因と考えています。
話は少し戻って、花火大会は久しぶりでしたが、やはりとても感動的で、良い時間を過ごせました。
その折、通りすがりの若い女性十数人(18人)に、ちょっと声を掛けさせて貰い、質問してみました。
①この可愛い浴衣はご自分の物ですか。
はいと答えた方が10人でしたので、その10人に
②自分で着たのですか。
6人がお母さん、1人がお姉さん、1人がおばあちゃん、2人が自分
でした。
まぁ予想通りの答えでしたが、逆に2人が自分で着たとの事で少し安心しました。
弊社が提案している簡単着物。いつでも誰でも簡単に着られる着物、しかも着崩れしない、苦しくない、これが普
及すれば、もっと多くの人に着物を着て貰う機会が増えるのに、自分の力の無さを痛感します。
世間の皆さん、是非私に箪笥に眠っている着物を預けて下さ―い。明日から貴方も、着物が自分で着られるように
なりますよ。来年は、簡単浴衣で花火大会に!
SDGs、着物も持続可能な物で有るべきです。お母さんやおばあさんから譲り受けた物も沢山有ろうかと思いま
す。再度その着物に命を吹き込みましょう。そのために弊社、着物の花舞が有るのです。
なんか最後は宣伝になりましたが、少しでも多くの方に、着物に触れて頂く事が自分の目標でもあるし、日本文化
を守る事です。さぁ、明日からまた頑張りましょう!
日本の着物 ガンバレ!