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2021.09.17
インドの民族衣装サリー

本日よりスタートの弊社ブログは、世界の民族衣装についてお話ししていきます。
民族衣装とは、その国の文化そのもので、日本の着物と似ている点も沢山あると思われ、各国によって様々な工夫がされており、色鮮やかで楽しいと思われます。
その第1回目はインドやネパール、スリランカ・バングラデシュ・パキスタン等南アジア地域の女性が着用する<サリー>です。

サリーは、サンスクリット語で<細長い布>を意味し、約5メートル~8メートル程度の長さが有ります。
<縫わない魔法の衣服>と呼ばれ、そのすべてが裁断しない1枚の布で出来ています。
このサリーは世界で最も古くから有る民族衣装で、5000年以上も前から着られており、ヒンズー教の聖典ヴェーダの中にもその存在が述べられているそうです。

現在のサリーの着用は以前に比べると減ってきてはいるようですが、まだまだ地方に行く程着用率が高いようです。
現在では中級階級の女性は、通常5~6メールのサリーで足首を隠す丈で着用しています。労働階級の多くの女性は裾を少し短く足首の長さにし、農作業や炊事をする場合は手足を動きやすくする為に裾の部分を腰までたくし上げて着用します。
フォーマルな装いには、金や銀の刺繍や装飾が施され、足首を隠した着丈となります。
また成人の儀式でもサリーは着られ、丈が半分の物もあるそうです。

このサリーは、細長い布を様々なスタイルで体を包み込むようにまとうのですが、最も一般的な着方は、5メートル程の長さの布をペティコートにはさみながら腰に巻き、残りを肩の上に回す方法です。ただ、地域や場面で様々な着方がされているようです。

この南アジア特有の民族衣装サリーは、どれもとても美しいデザインが特徴です。
暑い気候に適したサラリとしたシルク素材を使っており、通気性や着心地の良さも抜群で、且つ華やかで美しい上にとても快適だそうです。

日本の民族衣装の着物とは、着用の機会は似ているところが有りますが、着用率はサリーの方がかなり高いような気がします。ガンバレ!! 着物。

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